屋根裏

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宇宙百景語るに如かず

先日、といっても半年ほど前になるのだけれど、知り合いの方から望遠鏡を頂いた。
対物レンズ:口径60mm, F=360mm、接眼レンズ:口径18mmの屈折望遠鏡だ。

[例によって写真掲載予定]

どうやって計算したか忘れてしまったけれど、僕の計算によれば倍率は20倍。
(360/18かな?忘れたや。また纏める、かも知れない。
望遠鏡経験のない僕は、このコでどれくらいのモノが見えるかすら分からず、とにかく使って試してみたいという欲求に苛まれる日々が続いていた。

そんなとき、月と金星と木星が一同に視野に入る夜があった。
(12月の始めだったと思うけれど、確かなことは覚えていない。
それまでの忙しさがこのときは小休止状態で、このチャンスにこの情報は逃すには惜しすぎた。

しかし、人を誘うには結果がどう転ぶか分からないためにリスクが大きすぎたので、部屋で一人で見ることにして、その日を心待ちにしていた。
(何も見えなくて気まずい空気になるのは興ざめだ。

部屋の真ん中を空けて望遠鏡を設置、窓を開け放って空を睨む。
震える身体を抱きながら、隣の建物の上と自室の窓枠の上限との狭間の空間に3つのオブジェクトが入る瞬間を待つ。

・・来た!
が、そのときは三脚の使い方が分からず、望遠鏡をしっかりと固定できていなかったために木星を視野外に逃し、小さな点にしか見えない金星と、薄い月(このときは三日月くらい)を見ることしかできなかった。

金星が点にしか見えないのは予想通りだったけれど、木星が形をもつかどうか確認できなかったのは残念としかいいようがない。
月はクレータがしっかり見えそうだ。

そこで次は満月を観る計画を立てた。
12月13日だ。
(iPhoneアプリで月の状態がわかるDianaというのがある。無料でよく使う名アプリ

それまでにこっそりと望遠鏡を部室に運び、一人にやにやし続ける日々。
こゆのも楽しい。

当日。このときは幾人かが部室に居て、皆で高台に向かった。
雲が少し出ていたけれど、大きな満月がその雲を鮮やかに照らす、月暈が美しい夜だった。
流れる雲の合間を縫うように望遠鏡を月に向け、レンズを覗く。
雲だ。

皆して部室に戻り、麻雀に耽る。

夜が更に更け、僕は一人高台に戻る。
(後で恨みを買うのはしょうがない。皆の麻雀を待つわけには行かぬ。
一時的に雲はほとんど去っていて、僕は高鳴る鼓動を抑えきれぬままレンズを覗いた。

視野の7割ほどの面積を占め、その肌を恥ずかしげもなく僕に晒す月がそこに居た。

Wao!
思わず叫びを上げて喜びの舞を舞う。

そんな彼女を、僕も遠慮ない熱い目で見つめ、レンズごしにそのあられもない姿を写真に納めようとした。
が、その-14等にも及ぶ光度は僕のiPhoneカメラではサチってしまって真っ白。
躍起になって何とかしようとしたが、徒労に終わった。
結局、丸く撮れたので我慢して部室に戻った。


さて、月が存分に楽しめると分かれば次は星が観たいもの。
新月の日なんかがいいだろう。
27日だ。
と予定を立てていたのだが、少しその前に事件が起こる。

20日。
ねぃさん(と呼ばれる素敵な方。その能力は10013の約数を19だと一息で見抜く程。)が京都にやってきた。
(その頃、少し案件があったので、会いたかった。

望遠鏡はそこでは活躍するはずではなかったのだけれど、なぜか太陽の観察の話になってやってみることにした。
(この流れを僕はよく覚えていない。この前の夜がほぼ徹夜だったことに原因があるかも知れない。

望遠鏡を太陽に向けて、像を結ばせたい位置に白い紙を置く。
すると太陽黒点が・・
見えない。
そいや最近太陽黒点はないんだよねー。
とかの話になって、も少しちゃんとできないのかな。調べて今度もう少しやってみよう。

と、彼女は望遠鏡に興味を示したのか、おもむろに望遠鏡の掃除を買って出てくれた。
(譲り受けただけあって長い間使われていなかったらしく、カビ・錆び・手垢が酷かった。が、僕は気にしなかった。
たぶん、分解してみたかったのだろうと思う。
僕も分解したいから。
申し訳ないやら嬉しいやらでお任せして27日に再会を誓い合った。


そして昨日(27日
望遠鏡にハプニングが起きていた。
洗うとき、湯にレンズをつけてしまったらしく、対物レンズ、これが2枚組みのような構造になっているらしいのだが、その隙間に水分が入ってしまったようだった。
望遠鏡よりもそのときの彼女の心境を思って僕はやるせない気持ちになり、なんとかなってほしいと願った。

そこで、窯でレンズを暖めて蒸気を外に逃がしたのだが、いかんせん不純な水。
水垢が残ってしまった。
だけれど、これはもうしょうがない。
見えるかどうか試してみよう。

と、ねぃさんと僕で日が沈むのを待って、先日見逃した木星を見てみた。

あ。
点源じゃない。
○だ!○!
・・嬉しかったなぁ。最近の出来事ではとっときだ。
模様が見えるほどではないけれど、幸せな気分になるには十分だった。
日の入りのすぐ後しか見えない時期で、周りが明るかったにもかかわらずの結果だから、
時期が違えば衛星も見えるんじゃないかと思う。
このとき既に、ねぃさんには衛星が見えていたのかも知れないけれど。
(僕も見えた気がして二人で喜んでいたけれど、詳しく聞くと僕とは逆の位置に見えているようで、
どうにも怪しい。

夜中は眠かったので、その日の深夜の観測は延期して、新月もどきの観測は今日しようと思う。
レンズの澱みはどう影響するだろう。

目標は、土星と冬の大三角を担う星たち。
恒星は点源だろうけれど、色の違いが分かればいいな、と。

--

木星をもっと大きく見たくなったし、やっぱり望遠鏡はいい。
自動追尾とか・・・。
垂涎。
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